ドバイ移住は難しい?
海外への移住先として人気の高いドバイ。中には移住先として検討している方も多いのではないでしょうか?
しかし実際、ドバイへの移住に対して高いハードルを感じている方が多いのも事実です。ドバイ移住におけるおもなハードルとしては、以下のような点が挙げられます。
- 移住に必要な高額な費用
- 移住手続きの煩雑さ
- 就労や物価の高さなど現地での生活に関する不安
- 英語の習得など言語の壁
- 慣れない食生活への不安
- 宗教観の違い など
上記のようにドバイ移住の際、発生する費用や手続きといった直接的なハードルだけでなく、現地での生活や環境に適応できるかといった不安を抱えている方も多いようです。
とはいえ、現地の生活や環境に関しては最低限の事前情報さえ把握していれば、日々の暮らしの中で慣れていきます。そのため、まずはドバイでの生活をスタートさせるためのハードルをクリアしなければなりません。
煩雑な部分も多いドバイ移住手続きを円滑に進め、憧れの海外移住を実現するために本記事で紹介するポイントをしっかり把握しておきましょう。
アメリカへの移住は難しい、
でもドバイへの移住はめっちゃ簡単。
今の時代、その気になれば仕事なんてどうにでもなる。
少なくとも、ずっと日本で働き続けるよりもずっと簡単だし、遥かに将来性がある。
— じゅうべえ現在も尚ドバイに潜伏中 (@JubeDubai) January 26, 2020
ドバイに移住するための条件とは
ドバイに移住を考えている方にとって、大きな不安となるのが金銭面です。中でも以下の3つのポイントを懸念している方も多いのではないでしょうか?
- 移住の際に必要な初期費用
- 現地における収入
- 現地での1ヶ月あたりの生活費
ドバイ移住を実現するための条件として、それぞれの平均相場をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください!
ドバイ移住に必要な初期費用
ドバイ移住に必要な初期費用としては以下のような項目が挙げられます。
費用項目 | 平均相場 |
ビザ発行・法人設立に関する費用(ビザ発行エージェント・サポートサービスの費用を含む) | 約170〜250万円 |
日本からドバイへの航空費 | 約10万円〜(クラスや時期によって変動) |
契約・手続きのための滞在費用(ホテル代など) | 約20万円〜(ホテルのグレードや日数によって変動) |
物件契約費用・家賃(年間契約) | 約150万円〜(間取りや立地、契約内容によって変動) |
また人によっては、現地で生活するにあたっての車両購入費用やお子様の学校関連の費用などが発生するケースも。その他諸々の細かい費用を合わせて、ドバイ移住の初期費用には1,000万円程度かかると言われています。
実際、家族でドバイに移住した方の中には、初期費用として4,500万円もの大金がかかったというケースもあり、それなりに高額な初期費用が発生するようです。
ただしビザの種類を厳選し、家賃などを最低限に抑えることで初期費用を節約することも可能ですので、自身の予算に合ったプランを検討することが大切です。
なおドバイ移住の際、多くの方が活用する「法人設立ビザ」に関する費用内訳を詳しく知りたい方は「ドバイ法人の設立費用とは|費用の項目や安く済ませる方法について解説」も合わせてご確認ください!
ドバイは3000万くらいで不動産を買うか100万くらいで法人を作るかすれば余裕で住めるぞ。
ちなみに法人の維持費用は年間100万円程度だから、家賃高くて物価少し高いのも踏まえてトータル得をする年収があれば移住した方が良いな😎
いつかドバイ移住に成功出来たFXトレーダーだけでオフ会開こうかね!
— FX Pepperくん (@fx_pepper) September 2, 2021
ドバイにおける平均年収
ドバイで生活するにあたって、どのくらいの収入が必要なのか気になる方も多いかと思います。
なお、ドバイにおける現地人の平均世帯年収は「約2,600万円」と非常に高水準!とくに、公務員やIT系、金融系の職種の報酬が高いようです。
一方、ドバイにおける外国人の平均世帯年収は「約1,000万円」と現地の方に比べて見劣りはするものの、日本の基準からすると十分高収入に該当します。
上記の結果からドバイに移住し、生活していくにはそれなりの高収入でなければ難しいように考えてしまいますが、その認識は誤りです。
実際、ドバイには年収100万円ほどの貧困層や経済的に余裕のない留学生なども生活していることからも、日本の平均年収と同等の給与を得られる収入源さえ確保してしまえば、十分暮らしていけることが分かります。
もちろん節約が必要だったり、物件や生活スタイルの選択肢が狭まったりと我慢しなければならない点も多いですが、どうしてもドバイに移住したい方はチャレンジしてみるのもおすすめです!
なお、ドバイにおける平均年収や生活スタイルについてさらに詳しく知りたい方は「ドバイ人の平均年収は日本人の数倍⁉︎仕事内容や生活スタイルを調査」も合わせてご確認ください!
ドバイにおける1ヶ月の生活費
ドバイで1ヶ月間生活するために必要な費用は約20万円程度と言われています。なお、1ヶ月間の生活費に含まれる費目は以下の通りです。
- 食費
- 家賃・宿泊費
- 交通費
- 携帯代・インターネット料金
- 光熱水道代
- 日用品代 など
もちろん、1ヶ月の生活費は個人のライフスタイルによって大きく変動します。そのため、家賃の安い物件を探し、自炊を徹底するなどの節約を行うことで1ヶ月の生活費を10万円程度まで切り詰めることも可能です。
なお、ドバイにおける生活費の詳細や節約のポイントを知りたい方は「ドバイの生活費は意外と安い!?低資金で始める憧れの移住生活!」も合わせてご確認ください!
ドバイの生活費。
友達は月に20万くらい使ってた。ドバイ寮生活学生の1か月生活費|Mimuのドバイ留学日記 https://t.co/Xt7NBa4JRc
— mimU (@mimU___nn) September 24, 2022
ドバイ移住のメリット5選
海外への移住先として非常に高い人気を誇っているドバイですが、具体的にどのようなメリットが得られるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで、ドバイに移住する代表的なメリットを5つご紹介します。
多くの人が知っている税金に関することから、今まで知らなかった見落としがちなメリットまで幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
税金が安い
ドバイに移住する最大のメリットと言えるのが「税金の安さ」です。
まずドバイが位置するアラブ首長国連邦では、所得税が発生しません。つまり、収入として稼いだ金額がそのまま手取りとなります。
さらに、以下のような税金もドバイには存在しません。
- 不動産税
- 自動車税
- 固定資産税
- 贈与税
- 相続税
- タバコ税
- キャピタルゲイン課税
- 法人税(2023年から課税予定)
上記のような税金がないことで、自分で稼いだお金を自由に使いやすい点は非常に大きなメリットと言えるでしょう。
なお、ドバイでかかる税金の種類や今後の見通しについて詳しく知りたい方は「ドバイは税金なし?2018年から変化しはじめた税制をわかりやすく解説」も合わせてご確認ください!
ドバイでは法人税、所得税、不動産税、キャピタルゲイン課税、自動車税、相続税、タバコ税などの税金は一切ありませんよ
同じ国なのに日本は貧困はより貧困へ😡
日本脱出した方が良さそう https://t.co/C3G8rhKt30
— nonnon (@nonnon13118265) October 27, 2022
ビザの取得が比較的簡単
海外移住を考えるにあたって、大きなハードルとなるのが「ビザの取得」です。なお、日本からドバイへ入国する際、30日以上の長期滞在を行う場合はビザの取得が義務付けられています。
なにかと面倒な手続きが多いビザの取得ですが、ドバイは他の国と比べて比較的簡単に手続きが可能です。
例えばドバイで「法人設立ビザ」を取得する場合、申請費用とパスポート、証明写真を用意すればOK!早ければ1週間程度で法人設立が可能です。
また、身分証の発行やその他手続きもスピーディーな点も移住を早く進めたい方にとって嬉しいポイントと言えます。
なお、ドバイでの法人設立についてさらに詳しく知りたい方は「ドバイの法人設立を徹底解剖|メリットデメリット、費用や注意点を解説」も合わせてご確認ください!
インド人の友人が、ドバイへのビジネス移住について教えてくれた。約RM9000弱 ≒ 24万円弱でビジネスビザが取れる。マレーシアだと数百万円。ドバイ行こうかなw (現実逃避パート2🤣) pic.twitter.com/Zb3moYgoJx
— Junna Foodie 🇯🇵🇲🇾 (@msialifejp) June 13, 2021
高水準のライフスタイルを確立できる
ドバイに移住するメリットは税金やビジネスに関する点だけではありません!
高度な発展を遂げる「最先端都市ドバイ」では、インフラも徹底的に整備されています。停電や断水の心配もなく、水道水も飲めるため海外生活特有の不便さを感じさせません。
また車社会でありながらメトロやトラム、タクシーなどの交通機関も充実しているため、目的地までのスムーズかつリーズナブルな移動が可能です。
さらに、医療体制や教育機関が充実している点もドバイの魅力的なポイントと言えます。お金持ちが集まるドバイには、高度な技術やノウハウを持った医師やスクールも集まるのです。
したがってお年寄りから小さなお子様まで暮らしやすいため、家族での移住先としてもおすすめできる都市と言えるでしょう。
#コロナで気が滅入るからみんなの写真で旅行しようぜ
ドバイ旅行の写真!ドバイはいいぞ!ドバイの水道水は飲めます!手洗いもすぐ出来ます💪日本人の旅行初心者にオススメだけど、アラビアなまりの英語をがんばってききとろう!治安も良いよ!
(位置削除で再投😭) pic.twitter.com/EHso6oAt6c— Yukino Hii◆特技:入力ミス😇 (@setuka_0616) April 7, 2020
治安が良い
イスラム教の厳格な戒律が定められているドバイは、非常に治安のいい国としても有名で世界でも治安のいい国として有名な日本と同等かそれ以上とも称されています。
治安の悪いイメージのある中東の国とは思えないほど犯罪が少なく、スリや置き引きなどの軽犯罪も珍しいほどです。また、テロやデモなども滅多に起こらないため、日本と同じような感覚で街歩きを楽しめます。
海外に危険なイメージを持っている方も多い日本人からするとこの点は大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
ドバイ、本当に中東…?ってなるほど治安よくて、許容性もすごい。女性一人旅もできる位なので、ライラさんP以外でも初めての海外旅行におすすめ(但し夜道と肌の露出は気を付けましょう。それとマジでトイレはTOTO)
あとエミレーツは神です(3、4枚目はビジネス乗れた時の機内) https://t.co/YJLJjdT08Y pic.twitter.com/UPhTCajb41— zin(生きる)🍨🍧🍦 (@zin0506) January 28, 2022
地震や台風などの自然災害が少ない
日本では当たり前のように発生する地震や台風などの自然災害もドバイなら心配無用です!
なお、ドバイでは年に数回地震が発生するようですがどれも規模は小さく、被害は皆無と言えます。実際、近隣の国であるイランでマグニチュード6〜7の大規模地震が発生した際も、ドバイへの被害はほとんどありませんでした。
その点からも、日本のように地震による被害をそこまで警戒する必要のない都市であることが分かります。
また、そもそも雨の少ない砂漠気候に区分されるドバイでは、台風や降水などの被害も皆無です。
日本のように天気や地震の心配をしなくても良いのは、ドバイの大きな魅力と言えるでしょう。
なお、ドバイの地震についてさらに詳しく知りたい方は「ドバイは地震が起きない?揺れの実態や超高層ビルの対策も紹介」も合わせてご確認ください!
正直ドバイは好き好き。世界有数の都市として進化を遂げており、地震や台風などの災害も無い。私にとって最高の環境ですが、夏は体感50℃もザラでコンビニは無いし、あげく電車で居眠りしたら罰金とか。美化された発信や報道に惑わされないためにも1度は実際に現地で過ごしてみると良いかと思います。
— かとう社長(NFT) (@kato_shacho) August 31, 2022
ドバイ移住のデメリット3選
移住先として多くのメリットを得られるドバイですが、少なからずデメリットも存在しています。メリットだけでなく、デメリットも事前に把握しておくことで無用なトラブルへの対策が可能です。
移住後の後悔を減らすためにも、ご紹介するデメリットをしっかり把握しておきましょう。
イスラム文化への理解が必要
イスラム文化が根付くUAEでは、宗教上の戒律が厳しく遵守されています。多国籍都市であるドバイは他のイスラム国家や都市と比較して規律は緩いですが、それでも最低限のルールと注意点は把握しておくべきです。
なお、ドバイでは以下のようなルールを守らなければなりません。
- 公共の場での飲酒は原則禁止
- 極端な肌の露出は禁止
- 公共の場での性的なスキンシップ(キスやハグなど)は禁止
- ラマダーン中における公共の場での飲食は好ましくない
外国人の場合、そこまで厳しい取り締まりがあるわけではありませんが「郷にいれば郷に従え」の精神を忘れず、不適切な行動は慎むよう心がけましょう。
イスラムの国なので、基本禁酒なんですよね。ホテル内では飲んでいいよってルールなんですけど、基本ドバイのレストラン構えてるようなホテルは高級なとこで、尚且つよっぽど酒飲みたい外国人しかビール頼まないですからねー、、
— デラ@立った方が遠くが見える (@ideaman009) April 23, 2019
砂漠気候に適応しなければならない
ドバイは砂漠気候に区分されているため、年中暖かい気候です。その点はメリットに感じる人も多いですが、夏は非常に過酷な気候となります。
5月から10月までの夏季には50℃を超える日もあり、気軽に外出もできないほどの暑さとなります。
自宅でできるような仕事であれば問題ありませんが、どうしても外出や出社しなければならない方には、非常に辛い環境と言えるでしょう。
また地震や台風などの自然災害はありませんが、砂嵐の被害は発生します。洗濯物に砂がまとわりついたり、呼吸器系の持病をお持ちの場合、悪影響があったりといったデメリットもあるため注意しなければなりません。
天気予報アプリなどで気温や風の強さをこまめにチェックし、熱中症や砂塵対策を徹底しましょう。
なお、ドバイの気候についてさらに詳しく知りたい方は「意外と知らないドバイの気候|観光目的別のベストシーズンも徹底解説!」も合わせてご確認ください!
それにしてもドバイは暑い!
朝の5時で33°c でした。
今は39℃!今日はおまけに風が強くて軽く砂が舞ってます! pic.twitter.com/KxeDo9XI6s— ヒロユキ式スキャ (@scalping_hiro) August 14, 2022
物価が高い
ドバイの物価は日本より高い傾向があります。具体的には、日本と比較して1.3〜1.5倍近くの物価になっており、生活にかかるコストは日本よりかかりやすいです。
とくに外食の費用が非常に高く、ラーメン一杯で2,000円以上する店舗もあるほど。その他のレストランも高価であり3,000〜5,000円程度が相場となります。
またアルコールの価格が非常に高く、ビール1杯で1,000円以上することも珍しくありません。気軽に入ったレストランで食事と飲酒を楽しんだ結果、想像以上の費用がかかってしまう可能性もあるため注意しましょう。
ただし、中には1,000円未満で食事できる大衆食堂などもあるため、そのような飲食店を普段使いするのがおすすめ。食材は日本のスーパーとさほど変わらない価格で購入できるため、節約を考えるなら自炊も検討してみてくださいね!
ドバイのスーパーマーケット。
ドバイの物価。円安でさぞかし高いだろうと思いがちですが、、食パン 130円
水6本 160円
クロワッサン 160円
アイス4本入 400円
冷凍サラダ 120円
チップス 120円
海老天4本 800円ドバイの物価 安いですね。
— 怪盗仏陀 (@qzWCjmamga154jm) October 22, 2022
ドバイに移住するための具体的な手順
ドバイに移住するためには、以下の5つの手順を進める必要があります。
- 居住ビザを選択する
- ドバイに入国
- 健康保険への加入手続きを済ませる
- ビザを取得
- 住居を購入・賃貸する
ドバイ移住を実現するために必要な手続きやそれぞれのステップの詳細な解説は「ドバイに移住するにはどのような手続きが必要?5ステップの手順や注意点を解説!」でご説明していますので、合わせてご確認ください!
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