ドバイのお金に関する基礎知識
ドバイ旅行や移住を考えている人のために、ドバイのお金に関する基礎知識をご紹介します。
現地での生活や観光の際、スムーズなお支払いをするためにも正しい知識を把握しておきましょう。
通貨の単位は「ディルハム」と「フィルス」
ドバイにおける通貨の単位は「ディルハム」であり、一般的には「AED」や「Dh」「Dhs」と表記されています。
またディルハムよりも小さい単位の通貨として「フィルス(Fils)」という通貨も存在しており、ドルとセントのような関係性で使用されています。ちなみに2つの通貨の関係性は「1AED=100Fils」です。
なお、ドバイにおける通貨の種類は以下の11種類となります。
紙幣 | ・1000AED ・500AED ・200AED ・100AED ・50AED ・20AED ・10AED ・5AED |
硬貨 | ・1AED ・50Fils ・25Fils |
2022年11月時点での為替レートによると「1AED=40.05円」となります。したがって、ドバイで最も価値の高い1000AED札は日本では約40,000円もの高額紙幣となるのです。
一方、最も価値の低い25Fils硬貨の場合、0.25AED×40=約10円の価値となります。
ちなみに、1米ドル=3.6725AEDという固定相場を採用しているため、円高の場合は円→ドルに両替し、現地でドル→AEDに両替する手順を踏むとお得です。
最初は混乱するかもしれませんが、現地滞在時の為替レートを確認しながら、AEDの扱いに少しずつ慣れていきましょう。
ドバイについてネットで調べてると、大体1ディルハム30円、と言ってるけど、今1ディルハム40円だからね。
インフレ+円安はほんと悲しい。
— よっしー’75 @ヒイズルドラマーIT車中ハッカー (@hiizleyoshi) October 30, 2022
AEDへの両替手段
ドバイ滞在中、日本円をAEDに両替したい場合は以下のような施設が利用できます。
- 都市内の両替商
- ショッピングモール内の両替商
- ドバイ空港の両替コーナー
- ホテルのフロント
- 銀行 など
上記の方法の中では、出国前の日本空港かドバイ空港で両替する方が多いかと思います。英語でのコミュニケーションに自信がない方でも、手軽に安心して手続きできるためおすすめです。
ただし、少しでもお得に両替したい方は都市内の両替商にお願いするのがベストです。他の施設よりも高レートなだけでなく、運がよければおまけしてくれる可能性もあります。交渉術に自信がある方には最適な両替手段といえるでしょう!
ドバイの通貨はディルハム(Dh/AED)両替はドバイモールが一番レートが良さそうでした。
でもカードが使えるのでカードでほとんどOK! ちなみにVISAデビッド使えました。 pic.twitter.com/aE1lYYOsgN— Mr.秋葉原 ササキチ (@sasakichi_akiba) April 6, 2016
ドバイでは実際どのくらいお金がかかる?
お金持ちが多く在住する高級都市なイメージのドバイですが、生活や観光を楽しむためには、一体どのくらいのお金が必要なのでしょうか?
そのような疑問を解決するために、ドバイで発生するさまざまな費用相場をご紹介します。
ドバイ移住に興味のある方はもちろん、最大限ドバイ旅行を楽しみたいという方もぜひ、参考にしてみてください!
ドバイにおける物価・生活費
ドバイでは、1カ月生活するために少なくとも20万円程度の費用がかかると言われています。もちろん、個人の生活スタイルによって発生する費用はピンキリなので、ある程度の余裕を持って生活するための目安としてお考えください。
また、ドバイは物価が非常に高い国として有名です。一般的にドバイでは日本の1.3〜1.5倍程度の物価と言われており、中でもとくに飲食費用が高いと言われています。
日本では1杯500〜1,000円程度で食べられるラーメンもドバイだと1杯約2,000円する贅沢な食事です。また、ドバイのレストランで食事するには3,000〜5,000円程度が平均予算となります。
もちろん、1食1,000円程度で食事できる大衆食堂なども存在しますが、平均的に食事にかかるコストが日本よりかかってしまうため、それに伴って全体的な生活費も高額になってしまうようです。
なお、ドバイの生活費についてさらに詳しく知りたい方は「ドバイの生活費は意外と安い!?低資金で始める憧れの移住生活!」も合わせてご確認ください!
海外移住は、引っ越しと変わらないです😌
🇦🇪ドバイ
税制が神。無税。生活費は月20万〜。僕は月40万ちょい。ご飯も上手い。物価は東京より、ちょい高め。人口の9割が移民。接客が悪い🇹🇭タイ
人が良い。ゆるい。安い。ローカル生活できると、金が減らない。基本的に暑い。ジメジメする。時間にルーズ https://t.co/5szu6r7v5O— Manabu (@manabubannai) May 22, 2022
ドバイ観光の予算
ドバイは世界中から多くの観光客が訪れる世界有数の観光都市です。そのような観点から「一度は遊びに行ってみたい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
なお、一般的なドバイ旅行の予算は2泊4日で約10万円〜、3泊5日で13万円〜が相場と言われています。ドバイ旅行の費用の内訳としては以下の通りです。
- 飛行機代
- 宿泊費
- 飲食費
- 現地での移動費
- 観光スポットやアクティビティ代
もちろん、ご紹介した予算はあくまで一例に過ぎません。ホテルや飛行機のグレードや観光プランによって費用は大きく異なるので、ご自身の予算からプランを組んでいくのがおすすめです。
なお、ドバイの観光予算やプランについてさらに詳しく知りたい方は「【意外とお得!】ドバイ観光のおすすめプラ「松・竹・梅」でご提案!」も合わせてご確認ください!
ドバイで発生する税金
税金がかからない都市というイメージも強いドバイですが、実際は「VAT(付加価値税)」という税金が発生します。
VATは日本の消費税と同様、物品やサービスを購入した消費者が負担する税金であり、代金に対して5%の税率が課税されるというものです。
しかし、現在ドバイで課税されるおもな税金はVATのみとなります。日本では当たり前に支払わなければならない以下のような税金もドバイであれば非課税です。
- 所得税
- 法人税
- 不動産税
- 相続税
- キャピタルゲイン税
- タバコ税 など
ただし2022年11月現在、ドバイでは法人税も非課税となっていますが、2023年6月から導入される見通しです。石油・オイルの下落により、国家存続の費用を捻出するために今後も少しずつドバイの税制は改革されていくと言われています。
なお、ドバイの税金についてさらに詳しく知りたい方は「ドバイは税金なし?2018年から変化しはじめた税制をわかりやすく解説」も合わせてご確認ください!
ドバイでは法人税、所得税、不動産税、キャピタルゲイン課税、自動車税、相続税、タバコ税などの税金は一切ありませんよ
同じ国なのに日本は貧困はより貧困へ😡
日本脱出した方が良さそう https://t.co/C3G8rhKt30
— nonnon (@nonnon13118265) October 27, 2022
【ドバイはお金持ちの街?】気になる真相はいかに!
一般的にお金持ちの街として認知されているドバイですが実際、本当にお金持ちばかりが住んでいるのでしょうか?
そのような疑問を解決するために、ドバイがお金持ちである理由や生活している人たちの実態について詳しく解説します。
「ドバイへの移住を考えているが金銭面に不安がある…」という方はぜひ参考にしてみてください!
ドバイがお金持ちである理由
ドバイがここまでお金持ちの都市に成長した理由として、石油が採掘されることによるオイルマネーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
しかし実際、オイルマネーで潤っているのは同じUAE内の都市「アブダビ」であり、ドバイはそこまで多くの石油が取れる地域ではありませんでした。
そのためドバイでは空港や道路、インフラを整備するとともに行政強化や税制緩和を行うことで、世界中の企業や富裕層を誘致してきました。
さらに世界一の高層ビルや世界一大きい人工島、ショッピングモールなど観光事業にも力を入れたことで、世界有数の観光都市にまで発展。
ドバイにお金が流れ込んでくる仕組みが出来上がった結果、今日のドバイの繁栄につながっているのです。
中東でドバイが作られているってことは石油がなくなってもあのあたりをお金持ちの住まいにさせるつもりなんだろうか?
中東の資金量からして米国に騙されているとは到底思えない、むしろ地球の主流発電が核融合や新型エネルギーに変わっても利用し合うのではないか?
— ジオ👉 LIFEWORKER’s編集長 (@u_yoshiex) October 28, 2022
実は中間層・貧困層も多い
世界の中でも裕福な都市といえるドバイ。住んでいる人もお金持ちばかりと考えてしまうかもしれませんが実際、そのようなイメージは間違いです。
ドバイでお金持ちなのは自国民の一部のみであり、中間層と貧困層が分厚い構造になっています。ドバイの人口比率は90%が外国人であり、外国人は自国民より収入が低いため、そのような構図が出来上がっているようです。
また、日本や他国からの移住してくる方もお金持ちばかりというわけではありません。その大半は、ドバイの日系企業で働く駐在員やエミレーツ航空の職員など、飛び抜けて高額な収入を得ている方ばかりではないのです。
さらに、留学生や出稼ぎ労働者などが生活していることからも、お金持ちでなければ生活できない都市ではないことが分かります。
ちなみにドバイにも格差があって みんなが裕福な国ではないのだわよ。貧困層との格差が超デカい国。物価は高いの当たり前。華やかなドバイと 田舎のドバイは違うのよ。たぶん そういう国にしたいのね岸田さん。それが新しい資本主義というやつか…。 pic.twitter.com/238KyJwVgL
— 水牯牛🐃 はよはよブチコTurbo (@nemriguma) November 25, 2021