ドバイの総人口は347万人
ドバイの総人口は、約347万人です。(2021年末時点)東京の約4分の1ほどの人口しかいません。
ドバイはアラブ首長国連邦(U.A.E)にあり、次の7つの首長国でひとつの国を形成しています。
- ドバイ
- アブダビ
- シャルジャ
- アジュマーン
- フジャイラ
- ウンム・アル・カイワイン
- ラス・アル・カイマ
アラブ首長国連邦の総人口は1,142万人であり、約3分の1の人がドバイに住んでいます。
外国人の割合
国籍 | 人口(2021年) |
UAE人(エマラティ) | 278,785人 |
外国人 | 3,199,515人 |
※参考:Number of Population Estimated by Nationality- Emirate of Dubai(2021 – 2019)
ドバイの人口の90%以上は、外国人です。
ドバイは人口が年々増加している大都市ですが、人口増加の主な理由はインドやパキスタン、バングラデシュを中心とした外国人労働者の移住です。
ドバイには40以上の経済特区があり、次のような特徴があります。
- 100%外国資本でも参入できる
- 法人税や所得税が50年間免除される
- 外国人雇用の制限がない
このように外国人がビジネスをしやすい環境が整っていることから上記に理由で、世界中からドバイに企業が集まっています。
そのほかにも、ドバイは中東や南アジア、アフリカ、ヨーロッパの中継貿易の玄関口になっていることも、外国人の割合が多い理由のひとつです。
ドバイは人口の八割が
外国人労働者で占められているだが治安は良いし
文化的侵略も起きていないその理由は
まず第一に
容易に帰化させない制度職の無い外国人は
不法滞在者として追放外国人は
組合運動に参加できない等そうしてみると日本は
在日外国人に対する法整備が
甘すぎるんだよ。 pic.twitter.com/xvgMVgTJPB— 丘田 英徳 (@okada_2019) April 12, 2022
またドバイは外国人の割合が多いですが、2017年世界経済フォーラムの観光白書で2位に選ばれるほどの治安の良さを誇ります。
年齢構成
年齢層 | 人口 |
---|---|
20歳未満 | 632,757人 |
20〜29歳 | 849,380人 |
30〜39歳 | 1,087,610人 |
40〜49歳 | 606,906人 |
50〜59歳 | 218,470人 |
60歳以上 | 83,177人 |
合計 | 3,478,300人 |
※2021年の人口形成
参照:Population by Gender and Age Groups – Emirate of Dubai( 2021-2020 ، 2005 )
ドバイの人口を年齢別で見ると、日本とは全然違うことがわかります。
日本の高齢者の割合は総人口の約30%なのに対して、ドバイの60歳以上の割合は約2%です。
30代〜40代の働き盛りの世代の人口は、総人口の70%以上を占めています。
ドバイは家賃や物価が高いので、高齢者が年金暮らしをするのには向いていません。
また働く人を中心とした都市なので、お金を使わずに人生の余暇を楽しむ娯楽も少ないのが現状です。
そのため、ドバイで働く外国人たちは仕事を引退した後は、母国へと戻っていきます。
男女比率
男性の人口 | 女性の人口 |
---|---|
2,400,100人 | 1,078,200人 |
※2021年の人口形成
参考:Population by Gender – Emirate of Dubai
ドバイの男性と女性の人口を比較すると、男性の方が女性の2倍以上も人口が多いことがわかります。
日本は総人口の48%が男性なのに対し、ドバイは人口の約70%が男性です。ドバイの経済を支えるのは、働き盛りの男性と言っても過言ではありません。
見渡す限り野郎しかいないという珍風景。
ラマダン中、断食明けの食事が無料提供されるため、タダ飯を狙って人々は日没前にモスク近くに押し寄せる。あまりにも人数が多いので、誘導員が出動する始末。人口の7割が男で、働き盛りの20~30代が圧倒的に多いというドバイの不思議な人口構成の断片でもある pic.twitter.com/isd5zC4amm— 進め!中東探検隊 (@Susume_ME) May 13, 2019
マンションやモールの警備員、インフラや建設業で働く人たちは全員男性です。
人口推移は過去10年で約1.7倍
2011年 | 2021年 | |
ドバイの人口 | 2,003,170人 | 3,478,300人 |
参照:Population by Gender – Emirate of Dubai
ドバイの2011年の人口は200万人ほどでしたが、2021年時点で347万人となり、過去10年間で人口は約1.7倍も増加しました。
ドバイの人口がこれだけ多くなったのは、ドバイの経済発展に伴って多くの企業がドバイに進出したことに関係しています。
経済発展が進むにつれて、海外の労働者がドバイに流れ込んだのです。
2040年には人口580万人と予測されている
2021年3月13日、ドバイ政府は「ドバイ都市マスタープラン2020」を発表しました。
この計画の目標は、ドバイを世界一住みやすい街にすることです。
この計画でドバイの人口は、現在の347万人から2040年までに580万人に到達すると予想されています。
ドバイの2040年までに人口を580万人に増やす計画が面白い。
達成するためには計算すると2040年までに年間約27,000ユニットの不動産が必要とのこと。
人口を達成できなくても、建設は追いつかないだろうしドバイの不動産これから爆上がりだな。#不動産— Ryo@Shanghai→Tokyo→EU (@Riography) May 31, 2022
人口を580万人まで増加させて、経済・観光の中心地として飛躍しながらも、生活しやすい街になるよう、ドバイ政府は次の内容を計画しています。
- 168㎢の工業向け・物流向け用地を確保する
- 教育・ヘルスケア向けの用地を25%拡充する
- 人口の55%が公共交通機関の駅から800m以内に住む
- ビーチの集客力を400%拡充する
- 観光業向けの用地を134%拡充する
ドバイ都市マスタープラン2040を実現するために、今後も都市開発や建設プロジェクトなどがスタートするでしょう。さまざまなプロジェクトが活発になれば、さらにドバイの人気は高まって行くと予想されます。
ドバイの人口は増加し続ける